子宮筋腫を知ろう

成人女性が発症する可能性のある病気「子宮筋腫」

治療方法

子宮筋腫の治療を始める前に

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治療を始める前に

子宮筋腫の治療を始める前に

様々な検査の結果、子宮筋腫が確認されたら、まず治療が必要かどうかを医師が判断しなければなりません。筋腫が小さければ、経過観察をすることもありますし、手術が必要となれば、薬物治療または手術治療のどちらかを選ぶことになります。妊娠・出産の希望や筋腫の大きさ・位置などを考慮し、医師と治療方針について話し合いましょう。

治療が不要な場合

検査の結果、子宮筋腫が見つかっても、すぐには治療を開始しない場合があります。それは筋腫が小さく、何の自覚症状もないときです。そういった場合は、特に治療の必要はないので、定期検診を受けるだけで構いません。筋腫が大きくなっていないか、何か自覚症状が出ていないかなどを見逃さないようにしながら、経過観察をしていきます。

定期検診について

子宮筋腫の定期検診は、一般的には半年に1回のペースです。ですが、筋腫が少しずつでも成長しているときは3ヶ月に1回、反対にほとんど成長が見られない場合には1年に1回というように、病状の進行具合によって、定期検診のペースは異なります。また、検診日にかかわらず、体調に何か異変を感じた時には、すぐに受診しましょう。

治療方針を決めるにあたって

症状によって、子宮筋腫の治療方法は異なります。他にも、治療方針を決める際に、下記のことを医師と良く話し合いましょう。

妊娠・出産の希望

子宮筋腫が見つかったら、妊娠・出産ができなくなると思っている人もいるのではないでしょうか。これは、筋腫の状態にもよるのですが、持ったままでも妊娠・出産が可能な場合もあるので、希望があればちゃんと伝えてください。一般的には、漿膜(しょうまく)下子宮筋腫の場合、妊娠や出産への影響は少ないと言われています。

子宮筋腫の大きさと位置

筋腫が大きかったり、他の臓器を圧迫するような位置にある場合は、手術治療が行われることもありますし、そうでなければ、薬物治療で様子を見る場合もあります。それは、医師の判断に委ねられます。

年齢

治療方針の決定は、患者の年齢によっても左右されます。若い人やこれから妊娠・出産を望む人は極力子宮を残す手術を、閉経間近の人に対しては手術なら子宮全摘出、あるいは薬物治療などを……というように、年齢に応じて適した治療方法も違ってきます。

妊娠中に筋腫が見つかったら?

妊婦健診を受けた際に、偶然、子宮筋腫が発見されることもあります。こうなると、筋腫を持ったまま、無事に出産できるのかどうか心配ですよね。何事もなくても、妊娠中は神経質になってしまうのに、そんな病気が見つかったら、なおさらナーバスになってしまいます。ですが、不安でいっぱいのお母さんの気持ちは、お腹の赤ちゃんにも通じてしまい、良くありません。不安を解消するためにも、まずは医師に相談しましょう。子宮筋腫があっても、妊娠期間を穏やかに過ごし、無事に出産するまでのアドバイスもしてくれるでしょう。妊娠中に、筋腫への血液循環が悪くなると、痛みが生じることもあります。急に痛みが出た場合は、すぐ受診してください。

子宮筋腫の状態を把握する

子宮筋腫が妊娠・出産に影響するかどうかは、その位置や大きさによって異なります。よほどのことがない限り、妊娠中に筋腫の手術は行われません。妊娠中期には、多くの筋腫が軟らかくなり、周りの子宮筋の一部のようになるので、大きな筋腫であっても、妊娠・出産には支障ないとされています。自然分娩が難しい場合には、帝王切開をして出産します。

条件によっては影響を受ける場合もあります。なので、しっかりと検査を受け、状態をきちんと把握しておくようにしましょう。生まれてくる赤ちゃんのためにも、あまり心配しすぎないようにしてくださいね。

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